🌪️ 7月中は本当に要注意?7月5日を過ぎてなお、再燃する“大災害”噂を徹底検証(20250710現在)
はじめに
2025年7月5日を無事に過ごしてもなお、SNSや一部旅行者の間で「大災害が起きる」と囁かれています。この不安を払拭するため、今回も根拠や現状、そして今できる備えについて整理しました。
出所はやはり漫画『私が見た未来 完全版』
- 2021年発行の完全版には「2025年7月に大災害が起きる可能性」との一文があり、これに「7月5日4:18」という具体日時が付加されて広く拡散されました 。
- 著者は夢日記として記しただけと説明。科学的根拠は全くありません 。
TikTokや旅行キャンセルの影響
- 香港・台湾・韓国からの旅行者がキャンセルを検討、一部航空会社は便の運休も発生し、香港発便は最大83%減少 ワシントンポスト。
- 日本政府・気象庁・地震学者らも「デマ」と断言し、ラクはな科学的証拠を重視するよう呼びかけ ウィキペディア+6Reuters+6毎日新聞+6。
連動する「地震群(スウォーム)」の現実
- 6月下旬〜7月4日、鹿児島・トカラ列島周辺で約1,200回もの地震群が発生。最大震度6弱という揺れもあり、不安心理を助長しました ウィキペディア+2ウィキペディア+2ウィキペディア+2。
- ただし、気象庁は「これらは南海トラフ地震とは無関係」と説明し、予言との因果性を明確に否定 ウィキペディア。
なぜ“日付指定”の噂が、その後も消えないのか?
- 予言に「的中」したように見えた過去(2011年東日本大震災)を引き合いに、心理的に拡散されやすい背景があります 。
- 特に東アジア諸国では“都市伝説”としてSNSや風水師の間でも注目を浴びました 。
現在(7月10日時点)の状況と今後
- 結論:2025年7月5日に大災害は起こっていません。むしろ「日本に異常はなし」がトレンド入りしたほどです ウィキペディア+6ウィキペディア+6ウィキペディア+6。
- 気象庁・専門家も「特定日時の地震予測は不可能」と再三警告。今後も注視は必要ですが、“7月5日という日は特別”という根拠は皆無 factcheckcenter.jp。
7月中に注意したいリアルなリスク
- トカラの地震群 → 過去最大級の連続揺れ、今後起こる南海トラフ地震への予兆ではないが、余震や地盤変動の可能性あり。
- 台風・豪雨シーズン → 日本中で土砂崩れ・洪水のリスクが高まっています。
- 熱中症・電力逼迫 → 暑さと酷暑対策も忘れずに。
→ 防災の基本を、具体的に再確認する良い機会です。
🔍 まとめ
デマに振り回されず、「知って備える」冷静な対応がいま、求められています。
「7月5日限定の予言」はデマ、信頼できる情報は気象庁・専門家発信。
一方、7月〜夏の日本は本物の自然リスクが多数あり、防災意識はむしろ重要。
コメント